文字に世界を広がらせる

 はじめまして。

こんにちは、小説マンです。

私は幼少の頃より、本が好きな人間でした。
小学校の時から、図書室で本を借りては授業中に教科書で本を隠して読んでいたものです。
余り褒められた事ではありませんでしたが、別に好きでも無い事に時間を潰すより、本の中の世界を自身の中で繰り広げる方が有意義に思えたのであります。

 時には自分の手で何かしら文章を書いて、それを同級生の女の子に見せて感想を貰っていた記憶もあります。
ですが、いわゆる「作家」という職業に就きたいと思った事は只の一度も無く、ただ矢張りその文字の羅列に浸り、時に私を主張するかの如く、誰に向けてという訳でも無く世界を繰り広げ続けたいという様な想いでありました。

 私は文章を書くのが上手くはありません。
だから、「こんな本があったよ」「この本のここが良かったよ」「ここが微妙だったよ」という気持ちを伝えるのは円滑かつ効率的とは言い難いと思います。
しかし、それでも文章を書く事自体は好きですし、また誰かの「この小説は他の人だとどう感じるのだろう」という普遍的な知的好奇心に触れる事が出来るならばと未熟ながら、好きに書き綴って参りたい所存であります。

 さて、少し私の好む小説ジャンルには偏りがある様です。
世の中、既に小説というのは多岐に渡る形があり、その数も膨大であります。
その中で私が特に好むのは怪奇小説とでも呼べば良いのでしょうか?
ホラーやそういう類の小説が大いに好きなのであります。
恐怖を求めている訳ではないのですが、この根源的な感情には枝分かれが生じ、それは時に笑いにもなり、ドラマにもなり、恋愛にも発展します。
その多様性が好きなのか、ホラー小説を読む機会が多いです。

 恐らく上記した点は、どのジャンルにも・・・
いえ、どの媒体にも言い得るモノであり、何もコレに限った話ではないのは重々承知の上ですが、この世界に最初に飛び込んでしまったのが運の尽きというヤツでしょう。
という事もありまして、恐怖という部分に偏りが生じるのはどうか許されたい。

また、別に私は通でもありません。
言い訳を連ねてるみたいで心地よくはありませんが、ここも前記しておきたく思うのですが、私は何千何万と小説を読んで来た「小説に命を捧げている」と言える様な大層な人間ではありません。

精々、良い所が「ぼく小説すきです、偶に読みます」。そんな所でしょう。
ここは、それなりに小説が好きで読んでる奴が語る場所であります。
それが、世界の誰かに新しい世界を広がらせるモノであれば・・・と思いつつ。