雪の日

 1月22日、都市は雪に覆われた!!
いやはや、驚きですね。こんな大雪は随分と久し振りな気がします。
去年は東京に居ましたが、雪が降ったのは2日ほどで今回ほどゴッソリ積もらなかったと記憶しているのですが、今回は凄まじかった!

 ここまでの積雪は近い記憶では、もう10年以上を遡らなければなりません。
私が中学生だった頃、割と田舎寄りの所に住んでいたのですが、そこでも大いに雪が積もり、水はカチンカチンに凍り、そして雪は不味かった・・・
 懐かしいですね。
私の家から中学校までの通学路の間に、かなり急な坂があって、ある日にはもう滑って滑って帰れなかった事があります。
道路の真ん中は凍り付いててツルツル滑って、とても歩けません。滑って下まで落ちるだけです。
それで、私達は両端の雪が積もってる部分を歩くのですが、それでも滑って何度もコケて、前を歩く同級生の女子なんかが「わー」と坂をずり落ちるのを大笑いしながら見ていたものです。
私も落ちましたが。

 と、昔の事に想いを馳せてて思い出しましたが、その数年後。
大学生時分の時も大雪がありましたね。
あの時は暇だったので、近くの森の中に入っていって白銀の木々を見詰め、その空気に酔っていました。
雪の積もった切り株の上に座ってですね、ボンヤリと周囲や雪の降る空を眺めるのです。
何の実りも無い事をしている気がしないでもないですが、いやいや、そういう閉じた世界の中に身を投じるのもこれがまた乙なのであります。

 さてさて、今回の大雪・・・久し振りでハシャいでしました。
家に帰って来たのが夜。それで温かい夕飯を済ませて、風呂入って寝れば1日が終わりでしたが、そういう訳にも行かず、私はスマホだけを片手に飛び出しました。
慣れない長靴を履いて。
 雪が積もり積もった近所を練り歩き、そのまま、昔の様に森の中へ・・・
前回は朝に行きましたが、今回は夜です。
またボンヤリするのか?と見せ掛けて、どうにも今回は大ハシャぎ。
まるで子供の様に遊びました、お恥ずかしい。

 雪玉作ったり、わーわーのたまいながら雪にダイブしたり、傍から見れば完全に危ない人であります。
図体だけ大きくなって、中身は子供の時のままみたいです。でも、楽しいから良いじゃない。
個人的には、そんな馬鹿げた童心をまだ持ってる事は救いでもありまして、偶にそんな風になれるならまだ視点は狭まっていないかな?なんて知ったような事を想うのであります。

 来年は、また積もりますかね。

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